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製造業の仕事内容を職種別に解説|1日の流れも紹介

「製造業の仕事って具体的に何をするの?」という疑問を持つ方は多いのではないでしょうか。求人票には「軽作業」「製造スタッフ」と書かれていても、実際の業務内容がイメージしにくいのは当然です。

私は工場で15年間さまざまな工程を経験してきました。ライン作業から始まり、検品、設備保全と担当が変わるたびに仕事の面白さも大きく変わりました。

この記事では、製造業の代表的な職種ごとに仕事内容を具体的に解説し、現場での1日の流れもお伝えします。

目次

製造業の代表的な職種と仕事内容

製造業と一口にいっても、工場の中にはさまざまな役割があります。主要な職種を順番に見ていきましょう。

ライン作業(組立)

ベルトコンベアで流れてくる製品に対して、決められた手順で部品を取り付けたり加工したりする仕事です。自動車工場であればドアの取り付けやシートの組み込み、食品工場であれば容器への充填やラベル貼りなどが該当します。

1つの工程にかかる時間は30秒〜2分程度と短く、同じ動作を1日に数百回繰り返すため、集中力と正確さが求められます。

検品・検査

完成した製品や中間工程の部品に、傷・歪み・寸法のズレがないかを確認する業務です。目視検査のほか、ノギスやマイクロメーターなどの測定器を使う精密検査もあります。

不良品を見逃すと大量のリコールにつながる可能性があるため、責任の重い仕事です。一方で、体力的な負担は少なく、座り作業ができる現場もあります。

溶接

金属と金属を高温で接合する技術職です。アーク溶接、TIG溶接、MIG溶接など複数の方法があり、扱う素材や製品によって使い分けます。

JIS溶接技能者の資格を取得すると、時給が200〜500円上がるケースが一般的です。手に職をつけたい方に人気があり、経験5年以上の熟練溶接工は年収500万円を超えることも珍しくありません。

塗装

自動車のボディや建材、家電製品などの表面に塗料を吹き付ける仕事です。スプレーガンやロボット塗装機を操作し、均一な厚みで美しく仕上げることが求められます。

有機溶剤を扱う現場では防毒マスクの着用が義務づけられており、安全教育を受けたうえで作業に入ります。

機械オペレーター

NC旋盤やマシニングセンタなどの工作機械を操作し、金属部品を設計図どおりの形状に加工する仕事です。プログラミングの知識があると、加工条件の設定や微調整を任されるようになります。

フォークリフト・物流

原材料の搬入や完成品の出荷に関わる業務です。フォークリフト運転技能講習(最短2日で取得可能)を修了すれば、多くの工場で即戦力として採用されます。

設備保全

生産設備の定期点検、故障時の修理、予防保全を担当します。電気・機械・油圧の知識が必要で、経験を積むほど市場価値が高まる職種です。

製造業の1日の流れ

実際の現場での1日がどのように進むか、日勤の場合を例にご紹介します。

時間 内容
7:45 出勤・作業着に着替え
8:00 朝礼(生産目標・安全確認・連絡事項)
8:15 午前の作業開始
10:00 休憩(10分)
10:10 作業再開
12:00 昼休み(45〜60分)
13:00 午後の作業開始
15:00 休憩(10分)
15:10 作業再開
17:00 作業終了・清掃・引き継ぎ
17:15 退勤

繁忙期には1〜2時間の残業が発生することもありますが、近年は働き方改革の影響で残業時間を月20時間以内に抑える工場が増えています。

私が最初に配属されたラインでは、朝礼で前日の不良件数が共有され、改善策を全員で話し合う文化がありました。単調な作業の繰り返しに見えて、品質を追求する姿勢は製造業ならではのやりがいです。

交替制勤務の場合

24時間稼働の工場では、2交替制(日勤・夜勤)や3交替制(早番・遅番・夜勤)のシフトが組まれます。夜勤の週は14:00頃に出勤し、23:00頃に退勤するパターンが一般的です。

夜勤手当は基本給の25%以上が法律で定められており、深夜帯に働くほど収入が増える仕組みになっています。

職種ごとに必要なスキル・資格

製造業では、入社時に特別な資格が不要な職種も多くありますが、取得しておくと有利な資格をまとめます。

職種 役立つ資格 取得期間の目安
フォークリフト フォークリフト運転技能講習 2〜5日
溶接 JIS溶接技能者 研修1〜3か月+試験
機械オペレーター 機械加工技能士 実務経験2年以上+試験
設備保全 電気工事士・機械保全技能士 独学3〜6か月+試験
塗装 有機溶剤作業主任者 2日間の講習

資格取得費用を会社が負担してくれる企業も多いため、求人を選ぶ際には支援制度の有無もチェックしてみてください。

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未経験から製造業に入るには

製造業は未経験者の受け入れに積極的な業界です。人手不足を背景に、研修制度を充実させている企業が年々増えています。

未経験から入りやすい職種は、ライン作業・検品・フォークリフトの3つです。いずれも入社後の研修で業務を覚えられるため、前職の経験を問わない求人が豊富にあります。

関連記事: 製造業に向いている人の特徴7選

まとめ

製造業の仕事は職種ごとに内容がまったく異なり、体力系の仕事から精密な技術職まで幅広い選択肢があります。1日の流れは規則正しく、残業も以前ほど多くありません。

自分に合った職種を見つけるには、まず求人情報から仕事内容の詳細を確認し、気になる企業には職場見学を申し込んでみるのが確実な方法です。

製造業の仕事を始めたい方は、以下から希望条件に合った求人を検索してみてください。

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*執筆者: 本田健一(工場勤務歴15年・住み込み経験3年)*

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この記事を書いた人

工場勤務歴15年。愛知県の自動車部品工場でライン作業・検品・溶接・フォークリフトを経験。20代で住み込み寮生活を3年間送
り、カップル寮も経験。班長として後輩指導も担当。35歳で製造業から転身し、現在は工場勤務の経験を活かしてライターとして活
動中。

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