住み込みで警備員の仕事を検討している方は、給料や勤務条件がどのようになっているか気になるでしょう。警備員の住み込み求人は、施設常駐型の案件を中心に一定数が存在し、住居費を抑えながら安定収入を得られる働き方です。
私は工場勤務15年の経験がありますが、住み込みで3年間過ごした寮では警備員として働く方とも交流がありました。工場の住み込みとは勤務スタイルが異なるものの、生活コストの低さと安定性では共通するメリットがあると感じました。
この記事では、住み込み警備員の仕事内容から給料の相場、他の住み込み職種との比較まで詳しく解説します。
住み込み警備員の仕事内容
住み込みの警備員は、勤務先の施設内または隣接する宿舎に住みながら警備業務を行います。
施設警備(常駐警備)
商業施設やオフィスビル、マンション、病院などに常駐して巡回や出入管理を行う仕事です。住み込み警備員の求人で最も多い形態で、24時間体制の施設では交代制のシフト勤務となります。
主な業務は施設内の巡回、防犯カメラの監視、来訪者の受付、鍵の管理などです。夜間帯は仮眠時間が設けられる勤務形態が一般的で、1回の勤務が24時間の「当務」と呼ばれるシフトが多くなっています。
管理人兼警備員
マンションやビルの管理人として住み込みで勤務するパターンもあります。管理室に隣接する住居が無償提供され、清掃や設備点検に加えて警備業務を担当します。
管理人兼警備員の住み込み求人は、家賃・光熱費が完全無料のケースが多く、月の固定費を大幅に削減できます。
工場・倉庫の警備
工場や物流倉庫の敷地内で出入管理や巡回を行う仕事です。工場の寮に住み込みながら警備業務に就くケースもあり、製造業と関わりのある警備の仕事といえます。
住み込み警備員の給料と待遇
住み込み警備員の収入は、勤務形態と施設の種類によって差があります。
月収の相場
| 勤務形態 | 月収の目安 | 特徴 |
|---|---|---|
| 施設常駐(日勤のみ) | 18〜22万円 | 土日休みの案件もあり |
| 施設常駐(24時間当務) | 22〜28万円 | 月11〜13回の当務が標準 |
| マンション管理人兼務 | 15〜20万円 | 住居費無料で実質手取りが多い |
| 工場・倉庫警備 | 20〜25万円 | 夜勤手当が加算される |
24時間当務の場合、月に11回程度の出勤で22〜28万円の収入を得られます。出勤日数が少ないため、副業や資格の勉強に時間を充てられるのが特徴です。
資格手当
警備業務に関連する資格を取得すると、手当が加算されます。
資格取得費用を会社が負担してくれる企業も多く、未経験から始めてキャリアアップを目指せる環境が整っています。
社会保険と福利厚生
大手警備会社(セコム、ALSOK、セントラル警備保障など)の正社員求人では、社会保険完備に加えて賞与や退職金制度が用意されています。住み込みの場合は住居費がかからないため、手取り額の大部分を貯金に回すことが可能です。
住み込み警備員の勤務条件と注意点
応募前に確認しておくべき勤務条件をまとめます。
年齢制限
警備業は年齢の幅が広く、60代・70代の方も活躍しています。住み込み求人でも50代以上を歓迎する案件が多いため、ミドル・シニア世代にとって選択肢に入れやすい職種です。
資格要件
警備員として働くために必須の資格はありません。入社後に法定の研修(新任教育30時間以上)を受けてから現場に配属されます。ただし、施設警備業務検定の取得を入社後に求められる場合があります。
勤務中の拘束時間
24時間当務の場合、拘束時間は長いものの仮眠や休憩を含むため、実際の労働時間は16時間程度が一般的です。 翌日が明け休みとなり、さらに翌日が公休になるシフトが標準的なパターンです。
他の住み込み職種との比較
住み込みで働ける仕事は警備員以外にもあります。条件を比較して自分に合った職種を見つけましょう。
工場勤務との比較
| 比較項目 | 住み込み警備員 | 住み込み工場勤務 |
|---|---|---|
| 月収 | 18〜28万円 | 22〜35万円 |
| 体力的な負担 | 比較的軽い | 職種によっては重い |
| 年齢層 | 20〜70代 | 20〜50代が中心 |
| 資格取得 | 会社負担が多い | 資格手当が充実 |
| 寮の形態 | 宿直室・管理室隣接 | ワンルーム寮が主流 |
| シフト | 24時間当務が多い | 二交代・三交代が多い |
工場勤務は月収が高い傾向にありますが、体力的な負担も大きくなります。警備員は身体への負荷が少なく、年齢を重ねても長く働き続けやすい職種です。
リゾートバイトとの比較
リゾートバイトの住み込みは寮費・食費無料で短期間に集中して稼げますが、雇用が季節限定であるケースが大半です。警備員の住み込みは通年で安定した雇用があり、長期的な生活設計を立てやすい点が優位です。
管理人(マンション・ビル)との比較
管理人の住み込みは勤務時間が規則的で、夜間の呼び出しも少ない傾向にあります。ただし月収は15〜20万円と低めです。警備の資格を持っていれば管理人兼警備員として採用されやすく、収入アップも期待できます。
私は工場の住み込み寮で生活していた時期に、寮の管理人兼警備員の方と親しくなりました。「家賃がかからないから年金だけでは足りない分を補えて助かっている」と話しており、シニア世代にとって住み込み警備員は現実的な選択肢だと感じました。
住み込み警備員の求人の探し方
住み込みの警備員求人を効率よく探すためのポイントを紹介します。
大手警備会社の採用ページ
セコム、ALSOKなどの大手は自社サイトで常時採用を行っています。福利厚生や研修制度が充実しているため、初めて警備業界で働く方は大手から検討するのが安心です。
求人サイトでの検索のコツ
「住み込み 警備」で検索すると、マンション管理人や施設常駐の求人がヒットします。「寮完備 警備」で検索範囲を広げると、工場敷地内の警備求人も見つかりやすくなります。
製造業に関連する警備の仕事を探している方は、工場や倉庫の警備求人も合わせてチェックすると選択肢が広がります。
まとめ:住み込み警備員は安定と節約を両立できる仕事
住み込み警備員は、住居費を抑えながら安定した収入を得られる働き方です。年齢制限が緩く、未経験からスタートできるため、幅広い方にとって現実的な選択肢になります。
工場勤務の住み込みと比較すると月収はやや低いものの、体力的な負担が軽く長期間にわたって働ける点は大きなメリットです。住み込みの仕事を探している方は、警備員の求人も選択肢に加えてみてください。
※この記事は工場勤務15年・住み込み経験3年のライターが執筆しています。
